心の本業の探求
~自分らしい生き方を求めて~

『心のマネジメント研究』~心理学、魂力学、宇宙物理学はなぜ必要か~

心のメカニズムを解明する上で、3つの学問的視点が必要だと思います。

それらは、心理学、魂力学、宇宙物理学のことです。

①心理学がなぜ必要か
心理学は魂を解放させる上で重要な学問です。心理学をもとにした臨床的アプローチとしては、カウンセリングがありますが、カウンセリングは、コンサルティングやコーチングと違い、傾聴を基本とし、本人自らの力で浄化するサポートをして、魂(心)を解放させていくものです。カウンセラーには『自己一致(究極的には宇宙と一致している魂の状態である自己)』、『無条件の肯定的配慮』、『共感的理解』が求められます。クライエントの『あるべき自分像(ドライバー、禁止令)』やその背景にある『恐れ』の原因を見つけ、魂を解放していき、自己実現を目指します。

②魂力学がなぜ必要か
魂力学は、魂を解放させた上で、魂の次元上昇、心の成長を考える学問だと思います。そこには挑戦、体験が無くてはなりません。挑戦、体験無くして、魂は磨かれないからです。身体エネルギーの波動を高めることはでききません。自らの人生テーマ、課題などに挑戦、体験し、感動を積み重ねること。そして、内観し、悟り、行動変容を起こしくプロセスが無くては、魂の次元上昇、心の成長は起きません。

道徳観や倫理観を人間の魂と向き合わせることによって、人間は磨かれるという考え方もあります。その一見すると理想的に見える人間観へ近づけることによって、自分が良い人間になったかのような錯覚に陥ります。そして一時的に効果があるように見えます。しかし、魂自体が磨かれ進化しているわけではないので、また元に戻るケースが後を絶ちません。還元すれば、新たな『あるべき自分像(ドライバー、禁止令)』を強要し、調教しているだけです。馬の調教と何ら変わらません。また、自己否定をしているだけでは、魂は磨かれません。それが何度も続くと、否定している自分を更に否定する『二重否定』につながり、魂を著しく傷つけることになります。

③宇宙物理学がなぜ必要か
宇宙物理学、特に量子力学の世界の話になります。最新の研究では、『ゼロ・ポイントフィールド仮説』というものがあります。それは、宇宙には高次のエネルギー、情報が詰まっている世界があり、そこと繋がることによって、天才は、アイディアを生みだしているという考え方です。いわば、直観によって、『未来の記憶』、『母なる叡知』と呼ぶべきものと繋がることです。

ちなみに、直観には、過去から体験的に蓄積された『体験知性』とつながるものと、上述した『未来の記憶』と言い換えても良いものとつながるもの。そして、野性的な感覚によるものというべき『直感』があります。

以上、三つの学問的視点を大切にして、心のメカニズムを理解し実践していくことによって、人生のテーマ、使命、自己重要感、そして、自己実現から自己超越の世界、さらには天命の世界へ展開していくのです。