心の本業の探求
~自分らしい生き方を求めて~

本当の希望~心の中の前の扉と後ろの扉~

希望と絶望、未来と過去、光と影。
そのような視点に立つと、人の心には前の扉と後ろの扉があるように思う。

後ろの扉とは、闇の世界、すなわち、過去への執着、誰もがもっている自分の中の黒歴史への後悔、   あるがままの自分を認められないことからくる過去に対する自責の念、他人を許(赦)せない気持ちなど。
生れてから積み上げてきた自分の中の想念、すなわち、『ネガティブな価値観』のフィルターが過去を闇にしてしまう。

人は、想念が強く、魂が委縮している時は、後ろの扉の向こう側の闇の世界しか見えない。
その闇の中には破滅願望というある種の誘因があったりする。
破滅願望は、想念の背景にある恐れの感情において、自己に対する劣悪なイメージの擦りこみが大きい場合である。
そこに浸っていると、絶望感を抱き、自死さえ考えてしまう。

心の土台をつくるためには、上記の問題を解消していくアプローチ(参照:『生きづらさを感じ、未来に不安を抱く人々へ』)が大切だと思うが、未来を切り拓く力も大切だ。

前の扉とは、『心の本業』の延長線上にある『希望』である。
心の本業を日常的なものとすることで、魂と繋がりやすくなる。そして、それと繋がり導き出されるのが、『希望』だと思う。

ここで言う希望は、辞書的な意味の「あることの実現を願い望むこと」ではなく、古代ギリシャにルーツをもつ希望のこと、ギリシャ語で『エルピス』、すなわち、「未来を知る能力」のことだ。

見せかけの希望、すなわち、単に「ある事の実現を願い望むこと」では、それが絶えた時、場合によっては挫折、さらには絶望となる。

私は本当の希望とは、古代ギリシャにルーツをもつ言葉の意味の「未来を知る力」だと思う。
自分魂とつながり、自分ならできるのではないか?と本心からワクワクしながら、進むことができるものが、本当の希望なのではないだろうか。

『エルピス』における希望が満たされた時、未来を知っていたということになる。
魂と通じているもの、それが『エルピス』であり本当の希望なのではないかと思う。

心の土台を調え、心の本業を通して、『エルピス(希望)』を抱き、人生を切り拓いていきたい。

 

もし、自分の生きづらさを解消し、可能性を拓きたいと思う方は、下記をご覧ください。

https://www.flat-management.jp/1894.html

 

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