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幸福優位7つの法則/ショーン・エイカー

①作者の紹介

ショーン・エイカー(Shawn Achor)。グッドシンク代表。ハーバード大学修士号。ポジティブ心理学の第一人者のひとり。ハーバード大学で学生の評価が最も高いポジティブ心理学講座をタル・ベンシャハー博士のもとで担当し人気講師となる。コンサルティング会社グッドシンクを立上げ、グーグル、マイクロソフト、ファイザー、UBS、KPMGなどの著名企業で成功と幸福の関係についての実証研究を行いながら、世界45ヵ国で講演やレクチャーを行う。

 

②本書の概要

●旧来の心理学とポジティブ心理学
旧来の心理学は、何が人々を不幸にするのか、それをどうしたら「正常」に戻せるのかという点だけに注目していたが、「ポジティブ心理学」は、そこから抜け出し、何が人々を繁栄させ、成功させるかという点を、従来と同じ科学的厳密さで追求する。

●「努力し成功すれば幸せになれる」は本当か?
「努力すれば成功する。成功すれば幸せになれる。」。人々がなぜ勉強や仕事などで「がんばるのか」を、この思考パターンが説明している。「成功」が先で「幸せ」があとにくる。ただしここには問題がある。成功が幸せをもたらすのであれば、何かの目標を達成した人はみな幸せになっているはずだ。しかし、実際には、勝利を勝ち取るたびに、成功のゴールポストはさらに前方へと押しやられていく。そうして幸せは、地平の彼方にどんどん遠ざかっていくのである。さらに重要なことに、順序が逆さまということだ。

●幸せであるからこそ成功する
ポジティブ心理学と脳科学の10年以上にわたる画期的な研究によって、成功と幸せの関係は、普通の考えられている矢印とは逆だということが、明快に証明された。幸せは「成功に先行する」のであり、単なる「成功の結果」ではない。幸福感や楽観主義は、実際に業績を高め優れた成果をもたらす。幸福感そのものが、競争力の源泉となるからであり、私はこの力を「ハピネス・アドバンテージ(幸福優位性)」と呼んでいる。

成功→幸せ(×)

幸せ→成功(〇)

●ハーバードの大学生と世界的大企業の研究から見えてくるポジティブ脳の重要性
幸せを先送りすれば、脳がもつ「成功の可能性」を狭めてしまう。逆に、脳をポジティブで前向きな状態にすれば、モチベーションが高まり、効率的に働ける。挫折から立ち直る力もわき、創造性が増し、生産的になる。仕事はずっとうまくいくようになる。この事実は、何千という科学的研究によって証明されている。私自身もハーバード大学生と、フォーチュン500に選ばれた世界的な大企業数十社を対象にして行った研究で実証した。

●人は変わることができる
私の研究は、5人のうちの1人の学生、つまり生き生きと幸せそうに大学生活を送っている学生を探すことから始まった。こういう学生は、幸福感、学業、成績、生産性、ユーモア、活力、レジリエンス(立ち直る力)など、すべてにおいて平均を上回っている。私たちはこれらの「優位性(アドバンテージ)」がどこから生じるのか知りたかった。目に見えない力が他の学生たちの気持ちを引きずり下ろしているときに、彼らはなぜ逃れられるのだろう。彼らの生活ぶりや経験の中に、何か共通のパターンがないだろうか。それを発見できたら、他の不幸な学生たちに適用して、ストレスが多くネガティブになりがちな中でも達成感や成功体験を与えてやれないだろうかと、私は考えた。そして結果的にその通りになった。

「七つの法則」を使えば、持続する真の変化が生活の中に生じる。幸せのベースライン(基準となるレベル)を持続的に上昇させ、ポジティブな心構えを取り入れるための方法が、科学的研究によって数多く実証された。

本書を読むだけでは不十分である。七つの法則を実行に移すには、的を絞った努力をする必要があり、そこで初めて効果が表れる。本書の目標は、科学的研究の成果を実際の行動と結びつけることである。

●幸福優位七つの法則

膨大な量の調査を終了して分析を終えたとき、具体的で、行動に移すことができ、効果が実証済みの、成功と達成に関わる七つのパターンを特定することができた。

法則1 ハピネス・アドバンテージ(日々の積極的な行動でポジティブ脳へ再訓練)
脳を再訓練して積極性を高めることで、生産性や業績を改善する方法が学べる。

・瞑想する
・将来の楽しみを期待してカレンダーに書く
・意識して人に親切にする
・ポジティブな感情が生じやすい環境をつくる
例)ネガティブなテレビは見ない、天気の日の外出
・運動する
・体験にお金を使う
・自分の得意なこと、強みを発揮する

ポジティブ心理学の創始者であるマーティン・セリグマンは、幸せを三つの計測可能な要素に分けて考えた。「喜び」「夢中になること」「意味を見出すこと」の三つである。喜びだけを追求しても幸福がもたらす恩恵の一部しか得られないこと、三つの要素全てを求める人が本当に満たされた生活を送ることができるということが実証された。

幸せを意味する 最も正確な言葉は、アリストテレスが使った「ユーダイモニア(人の繁栄)」という言葉かもしれない。私にとって幸せとは、「自分の可能性を追求して努力しているときに感じる喜び」である。

法則2 心のレバレッジ化(心の持ちよう、受止め方を調整)
自分の置かれた状況をどのように経験するか、その中で成功できるかは、マインドセット、すなわち、心の持ちようによって絶えず変化する。幸せと成功をもたらすてこの力が最大になるように心の持ちよう(てこの視点)を調整する。

私たちは選択を迫られる。経験の中の痛み、マイナス面、ストレス、不安だけをみつめるか、それとも感謝、希望、回復への期待、楽観、意味などを付加して見るか選択である。意思の力だけで現実を変えることはできないが、脳の働きを使えば、経験の「情報処理」の仕方を変えることができ、対処の仕方もコントロールできる。幸福感は、自分を偽って感じるものではないし、ネガティブなものを見て見ぬふりをすることもできない。脳の働きを調整して、現実の環境の中で上方へ向かう道が見いだせるようにすることである。

法則3 テトリス効果(脳をポジティブな思考パターンに再訓練すること) 
ストレスや悪いことや失敗ばかりに注目するネガティブパターンが脳の中に出来上がってしまうと、挫折への道に自らを追い込むことになる。幸いなことに、脳を再訓練してポジティブ面を探すようにすることもできる。どのような状況にも必ず潜んでいる可能性を見出せるようになれる。人生のポジティブな面を探すように脳の配線をし直すことができる。

脳が常にポジティブな面をスキャンしてそれに注目すると、最も重要な三つのツール「幸福」、「感謝」、「楽観性」の恩恵を受けることができる。

幸福は、周囲からポジティブなものを拾い上げれば拾いあげるほど、幸福度は高まる。感謝を忘れない人は、より活発で、EQ(心の知能指数)が高く、寛容で、抑うつ的になりにくく、不安や孤独も感じにくい。楽観性は、困難な目標を比較的簡単に乗り越える。ストレス、逆境にあっても精神がまいってしまうことが少ない。

常に運のよい人といつも運をつかめない人)
科学的には「運」などというものは存在しなかった。大きく違っていたのは、その人が自分は運がよいと思っているかどうかだった。つまり、本人が自分に「よいことが起きる」と思っているか、「悪いことが起る」と思っているかの違いだった。

ポジティブな思考パターンへの脳の訓練方法)
仕事や生活の中に起きたいいことを、毎日リストアップすることである。
例)「三つの良いこと」「感謝のリスト」

一日たった5分これをすることで、脳が自分の個人的および職業的な成長の可能性に気づき、それに働きかける機会を見つけることができるようになる。人は、一度に注目できる範囲に限界があるので、ポジティブなことを考えると、それまで頭を占めていた他の小さな心配やイライラは背後に追いやられるか、意識の外に押し出される。

理想のマインドセットは、リスクを顧みないことではなく、よいことを優先的に見ることだ。

法則4 再起力(逆境は成長、成功へのチャンスと捉える)
挫折やストレスや困難の最中でも、人の脳はそれに対処するための道を考えだす。失敗や苦難から立ち直るだけでなく、その経験があったからこそ、より幸せになり成功をつかむ道を見出せる。

つらい経験の中で成長していく人と、そうでない人はどこで分かれるのだろうか。一番重要なのは「心の持ちよう」である。自分が引いたカードの「手」をどうとらえるかによる。状況や起きたことをポジティブに再解釈し、楽観性を失わず、現実を受け入れ、問題を避けたり否定したりすることなく、真正面から見つめることだ。挫折からうまく立ち上がることのできる人は、その経験から何を得るかによって自分を定義する人である。逆境を利用してそこから進む道を見つける。逆境からただ「立ち直る」のではなく「起き上がってさらに上に伸びる」のである。成功している人々は、逆境を単なる障害と思わず、さらに発展するための踏み石と考える。

法則5 ゾロ・サークル(小さな成功から大きな成功へ)
大きな試練に圧倒されると、理性が感情に乗っ取られてしまう。まず達成可能な小さなゴールに注目してコントロール感覚を取り戻し、それから徐々に範囲を広げて大きなゴールを達成することが大切である。

自分が有効に影響を及ぼすことのできる部分を見極め、小さな範囲に努力を集中させる。比較的優しいものから一つずつ取り組む。自分の行動が結果に直接影響するということ、つまり自分は自らの運命の大半を支配する主人なのだということを再学習できる。「内的統制感」が高まり、自分の能力に対する信頼が固まってきたら、さらに外側に向けて努力を拡大していけばいい。

例)本を書こうと思うのではなく、一枚一枚のページを書くのだと考えること。

例)部屋の掃除はまずここを片付けようから。

なぜ、ストレスに負けにくい人と、簡単に打ちのめされてしまう人がいるのか。ストレスに強い人、レジリエンス(回復力)の高い人はシンカー(理性)がすみやかにジャーク(感情)を追い出す。コントロール感覚のある人である。感情的になる人は、ジャークがシンカーを退けて感情のハイジャックを起こす。苦悩がますます大きくなる。「考えてから行動する」代わりに「闘争ー逃走」反応が引き起こされる。

どうやってジャーク(感情)からコントロールを取り上げ、シンカー(理性)を手に戻せばいいのだろうか。それは、「自己認識」である。ひどい落ち込みから一番早く回復する人は、自分の気持ちを認識して言葉で表現できる人である。脳をスキャンしてみると、言語情報が入ってくるとたちまちネガティブ感情が静まり、気分も改善され、決断能力が高まることがわかる。だから、気持ちを日記に書き出してもいいし、信頼できる同僚や友人に話すのもいい。感じて入るストレスや無力感を言葉で表現することが、コントロール感覚を取り戻す最初の一歩である。

法則6 20秒ルール(習慣にしたいことは障壁を減らすこと)
人間の意志の力には限界がある。意志の力は使えば使うほど弱まる。いい方向に変化してもそれを持続させることは難しい。意志の力が尽きれば、もとの習慣あるいは『最も抵抗の少ない道』にずるずると戻ってしまう。エネルギーの調整によって、別の道を『最も抵抗の少ない道』にし、悪しき習慣をよい習慣に置き換えることが必要である。

よい方向への変化を維持するカギは、望ましい行動を習慣にすること。習慣にしてしまえば、その行動は自動的に起こり、努力も思考も選択もあまり必要がない。習慣は金融資本みたいなもので、今しっかり作っておけば、この後何年も自動的にその配当を手にすることができる。

受け身のレジャーが楽しくて夢中になれるのは、およそ最初の30分にすぎない。その後はエネルギーを吸い取られる。一方で、趣味、ゲーム、スポーツなどの「能動的なレジャー」は、集中力やモチベーションを高め、それを楽しみ夢中になる感覚を生じさせる。しかし、スポーツや趣味を楽しむ時間の四倍も長い時間テレビを見ている。人は簡単で、手軽で、習慣となっているものに、まるでそれらに強力な磁力があるかのように惹きつけられてしまうからである。能動的なレジャーには、スタート時の努力、「活性化エネルギー(それをするために必要な時間や選択や心身の努力)」が求められる。惰性を打ち破ってポジティブな習慣を開始するためには、身体も精神もこういうエネルギーを必要とする。「人間は最も抵抗の少ない道」に流され、一連の悪習慣に陥ってしまう。取り入れたい習慣のためには、障壁を減らしすぐできる状態をつくること。変化のための障壁を20秒以下にし、新しい生活習慣を作ることができる。ポジティブな習慣は、それを始めるのに必要な当初のエネルギーが少ないほど、根づく可能性がある。逆に避けたいと思う習慣は障壁をつくり、すぐにできない状態をつくればよい。

前もってルールを決めておくことにより、我々は意志の力を弱めさせる絶え間ない選択から解放され、それは生活に大きな違いを生み出す。

例)メールチェックは1時間に1回、コーヒーブレイクは午前中に1回など

法則7 ソーシャルへの投資(積極的に良好な社会的繋がりをつくること)
試練とストレスに見舞われると、身を丸めて自分の殻の中に閉じこもってしまいがち。最も成功している人々ほど、人間関係を大事にして、それを推進力としている。成功と卓越をもたらす大きな因子、人のネットワークにもっと投資する必要がある。

経営危機の時、研修や社員の懇親行事などを取りやめ、それがチームの士気を落としていることを考えない。しかし実際には、そういうことが何よりも重要なのである。

成功している人たちは、周囲の人々との結びつきをさらに確固なものにする。人間関係を切り捨てるのではなく、そこに投資する。そういう人たちは幸せであるだけでなく、仕事の能率も高く、没頭でき、エネルギッシュで、失敗からの立ち直りも早い。彼らは、周囲の人間関係が、「幸福優位性」を得るための最大の投資であることを理解している。

最も幸せな上位10%に入る人たちを、他の人たちから区別している特質はたった一つである。それは、「強固な人間関係」である。周囲からの支えがあるかないかが、幸福感に最も大きな関係があった。周囲からの支えをより多くもっている人ほど幸せだということだ。

70年に及ぶ「ハーバードメン研究」で周囲の人との絆を持っていることは、単に総合的な幸せに関わるだけでなく、最終的に専門分野における達成、仕事上の成功、そして収入にまで関わってくるということが立証された。

研究によれば、メンバー同士の仕事以外の付き合いを奨励したり、直接顔を合わせる機会を増やしたりすると、帰属感が増し、活力が高まり、長時間仕事に集中できるようになるという。つまり人間関係に投資すれば、仕事の成果があがるのである。

調査機関のギャラップは、米国企業では、部下と上司との関係がうまくいかないことによる部下の生産性の損失が、年間3600億ドルにのぼると推定している。

この関係が強固であれば、企業はその恵みを収穫できる。MITの研究によれば、上司との間に強い絆をもっている社員は、絆の弱い社員に比べ、毎月平均588ドル多くの収益を上げるという。

ギャラップは、世界各国の1000万人の社員を対象に調査を行った。「私の上司あるいは同僚が、自分を一人の人間として気にかけてくれていると思う」これに、あてはまると答えた人はより生産的で、会社の利益により大きく貢献し、その会社に留まる率も、そうでない人に比べてはるかに高かった。優れたリーダーはこのことを理解している。人間関係すなわち、ソーシャルへの投資を無視すればするほど、会社とマネジャー本人の業績は損なわれる。優れたリーダーは、社員同士の絆が自然に生じるような時間と場所を提供する。

ランチタイム終業後の交流も非常に重要である。従来の退屈なミーティングさえ、上質のつながりを生み出すように工夫できる。メンバー全員が発言すること互いの話を熱心に聞くことを促すようにするだけで、チームの仲間意識を高めることができる。私が最も優れた経営者だと思うある社長は、自分の会議で携帯端末を使わせない。全員の目が必ずいつも互いの顔に注がれるようにしている。チームの人間関係は、気遣いを注ぐほどよい結果につながる。人とのつながりを作るには、相手の話を身を入れて聞かなければならない。大いに関心を示し、十分に話させることが必要だ。相手とその意見に注目し、それをもっと知るために興味を持って質問することが大事である。

 

③所 見

●本書の要旨
本書で一番強調したいことは、幸福が成功の周りのを回っているのではなく、成功が幸福の周りを回っているということです。成功するためにこそ、幸福が前提となるということです。

主にハーバード大学の学生への調査研究の結果、幸福度が高く、生き生きとした学生生活を過ごし、且つ優秀である学生に見られる共通の法則が『幸福優位七つの法則』です。そして、それは不幸な学生や世界的大企業に適用しても効果が実証されたということです。

七つの法則とは、言い換えると以下の内容になると思います。

法則1 日々の積極的な行動でポジティブ脳へ再訓練すること
法則2 心の持ちよう、受止め方を調整すること
法則3 脳をポジティブな思考パターンに再訓練すること
法則4 逆境は成長、成功へのチャンスと捉えること
法則5 小さな成功から大きな成功へとステップを踏むこと
法則6 習慣にしたいことは障壁を減らすこと
法則7 積極的に良好な社会的繋がりをつくること

●未だに天動説を信じている人々
ショーン・エイカーが述べているように、世間のほとんどの人がある種の成功を求めるために今をある意味犠牲にして生きている人がほとんどではないだろうかと思います。また、自らが求める未来の成功を努力して手に入れたら、幸福が得られると思っている人が多いのではないでしょうか。いわば、地動説(太陽の周りを地球が回っているという真理の説)のコペルニクスが登場する前の天動説(地球は宇宙の中心であり、地球の周りを太陽等の惑星が回っているという説)を信じていた人々のように。

ハーバードや一流の大企業に入れたのであれば、みんな幸せなのだろうと思ってしまいますが、どうやらそうではないようです。彼らの中にも、ネガティブなマインドセットがゆえに、鬱になったり、リタイアする人間が大勢いるということ。本来、人間はどのように生きるかは自由なのに、自由から闘争(逃走)し幸せを逃しているのだと思います。

一流の高校、大学に入らなければ。一流の企業に入らなければ。会社で評価を得て昇給、昇進しなければ。結婚して家庭をもち、持ち家に住まなければ。もっと、もっと裕福な生活を・・・と果てしなく続く。それを掴んだとしてもその瞬間にするりと幸福が逃げていく。掴むことができなければ挫折感、絶望感に陥る。自己否定感に陥る。

●私も天動説を信じていた
私も以前は、その類の人間でした。目的としての幸福を得るために、目標としていた報酬を得ようとしたり、地位を得ようとしたり、社会的に評価されようとしたり。しかしながら、それらを得ることができたとしても、幸福を得るのは一瞬であり、今度はより高いレベルのものが満たされないと満足感や幸福感を得られなくなることがわかりました。もちろん、得ることができなかった場合、挫折感、自己否定感などに苛まれました。

●地動説たる真の幸せを求めて
私が考える真の幸せとは、今生きているだけで幸せであると思えること。自らの中にある素晴らしさを見つけ、大事に育て、表現し、成長を実感すること。失敗とは、何もしないこと。新しいことに挑戦し続け、心、魂を磨いていくことが、生きるということ、幸せにつながること。挑戦すること自体が既に成功であり、結果がでないことが失敗ではないこと。他人の評価に関係なく自らを認めることができなければ、他人を認め、愛情を与える存在にはなれないということです。もちろん、幸福の周りを成功が回っているという考え方です。

●幸福優位のマインドセットに変える
はっきりしたことがあります。それは、他者の評価に依存した幸せでは、一生満たされないということです。そして、真の幸せを手に入れるためには、自らのマインドセット(価値観)を変えていく必要性があるということ。ネガティブなマインドセットをポジティブなマインドセットへ変えていくこと。それは、実践していかなければ変えられないということです。

人間は、平等ですが、生まれてきた環境によって、成育過程においてマインドセット、すなわち、価値感が決まります。そして、それは、自らを生かしもし、殺しもします。

もしあなたが今の自分自身に満足しておらず、本当の幸せを得たいと思うのであれば、自らをマネジメントし、マインドセット(自らの価値観)をより生きやすいものへ、より幸せを実感できるものへ変えていく必要があると思います。私は今、挑戦している途上ですが、少しづつ手応えを感じています。

本書は、自らのマインドセットを見つめ直し、変えていくための本です。そして、実践を通して、幸福優位の価値へパラダイムシフトしていくための本です。良かったら手に取ってみてはいかがでしょうか。

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